科学的にも解明された アーモンド5つのちから
アーモンドは美容や健康に良い優れた食品です。それを支えるのが抗酸化成分のビタミンEやポリフェノール、良質の脂質であるオレイン酸、食物繊維、バランス良く含まれるミネラルの5つの成分の働きです。悪玉コレステロール値が下がったり、糖尿病やがんの予防に役立つことがわかっています。
<オレイン酸>
コレステロールを減らす良質の脂肪が主成分
アーモンドの主成分はオレイン酸。オレイン酸と言えばオリーブオイルがおなじみです。一価不飽和脂肪酸の一種であるオレイン酸は、リノール酸などの多価不飽和脂肪酸と比べると酸化されにくいのが特徴。善玉コレステロールは維持し、動脈硬化を促す悪玉コレステロールだけを減らす良質の脂肪酸です。ドロドロ血液もサラサラに。またアーモンドの脂肪はすべて体内に吸収されるわけではないので、これもダイエットに有効に働きます。
<ビタミンE>
抗酸化力アップで体内から若返る
アーモンドには若返りのビタミンと呼ばれるビタミンEが豊富。強い抗酸化力を持つビタミンEは、老化や動脈硬化などを引き起こす体のサビを出しにくくします。つまり、酸化ストレスの元凶である活性酸素から全身の細胞や血管を守ってくれる、というわけです。成人女性の1日のビタミンEの摂取量は8mg。アーモンド約23粒分でこの目安量ラクラククリア。また美容のビタミンであるビタミンB2も含むため、美肌づくり、アンチエイジングにパワーを発揮する優れものなのです。
<ミネラル>
マグネシウムが豊富でカルシウムの供給源にも
ミネラルが豊富なのも、アーモンドの栄養特性のひとつ。マグネシウム、カルシウム、カリウム、鉄、亜鉛などが含まれ、ナッツ類の中でも優れたミネラルバランスを持っています。
中でも体の機能を維持するために重要なマグネシウムが豊富で、糖の吸収スピードを緩やかにすることに貢献。代謝がアップし糖尿病のリスク軽減にも役立ちます。これはダイエットにも有効です。また日本人に不足しがちなカルシウムと鉄の供給源として活用すれば、丈夫な骨づくりや貧血予防にも。ミネラルは体内で作り出せないので食品からの摂取が不可欠です。不足すれば疲れやすい、やる気にならないなど心身ともに不健康になります。是非アーモンドを摂取して体と心の健康を保ちましょう!
<食物繊維>
余分な脂肪や老廃物を一掃してキレイ体質に(ファイバーデトックス効果)
健康維持に欠かせない栄養成分、食物繊維。英語ではダイエタリーファイバーというだけあってダイエットには不可欠なものです。食物繊維が多い食材として思い浮かべる野菜は、ごぼうやさつまいもでしょうか。でもアーモンド100gあたりに含まれる食物繊維の量はごぼうの約2倍、さつまいもの約4倍と豊富なのです。
この食物繊維が一緒に食べた脂肪まで包み込んで、便として排出してくれるので頼もしい存在です。
食物繊維には糖の吸収を穏やかにして、血糖値の急上昇を抑える働きがあります。急激に血糖値が上がる状態が続いてしまうと、体内に脂肪が溜まりやすくなります。つまり食物繊維には、脂肪が溜まりにくい体づくりを助けてくれる役目もあるといえるのです。
また整腸作用を持つ食物繊維は、お腹のリズムをしっかり整えてくれます。食物繊維が豊富ということは、便秘、そこからくる肌荒れ、肌のくすみなどの改善にも効果が期待できます。アーモンドは脂肪を溜めないキレイ体質を作るための強い味方なのです。
<ポリフェノール>
皮ごと食べて体のサビを予防
ビタミンEとともに、アーモンドの抗酸化作用を支えているのがポリフェノールです。体内では紫外線、大気汚染、ストレスなどにより活性酸素が発生。動脈硬化を引き起こすドロドロ血液も、活性酸素の仕業です。若いうちは体内の酵素で活性酸素を除去できるものの、加齢に伴い酵素の働きは低下していきます。美や健康をキープするためには、食品からの抗酸化成分の摂取を心掛け、体の抗酸化力を高めて酸化ストレスから身を守ることが重要です。